東京に住む女の雑記

東京に住む女の備忘録です

読書感想文

どーーーしてもほしかった。

古本屋をいくら練り歩いてもずっと見つけられなかった。

ネットオークションでもかなり希少で、出品された瞬間にすぐ消えていくレア本。

 

江國香織さんの『つめたいよるに』という短編集の中の1つ、デューク。

短編なのでわずか10数ページの小説なのですが、それが実は絵本として出版されていました。

私が知った頃には既に絶版。

 

江國香織さんの短編集は簡素な日常の中にさらりとした気持ち悪さを秘めている話が多く、読者に何処か現実とは捻れてる不思議な夢を見てるかのような気持ちにさせてくれる。

その中でもデュークは私が最も好きな短編です。

 

その!絵本が!ネットオークションを定期的にチェックしてたら売ってた!!高ぇ!!

一瞬迷って、でもこれ逃したらもう一生出会えないかも…と思いポチり。

 

そして!届きましたぁーーーー!!!ウォウウォウ!!!

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ワンコと飼い主の女の子の話です。

 

ワンコ好き、さらに家族として動物と過ごした経験がある人ならばきっと惹き込まれる話なのではないでしょうか…と勝手に思ってます。

 

内容はもう何度も読んだことがあるけれど、それが挿絵付き!この絵本を通じて初めて挿絵を添えて読むことができて感動しました。

デュークというお話に合うシンプルでほっこりとした素敵な絵でした。

ストーリーは知ってるはずなのに、最後には毎回目頭が熱くなります。短編集の中の1つとして読むのも良いですが、1つの本として読むとより、このお話が好きだと感じることができました。

 

今年はまだ始まったばかりですが、本当にいい買い物をした!と既に胸熱です。

 

以上、あまりにも胸熱すぎてTwitterでは収まりきれなかったので感想文にしました。

レア本、大切にします!